名刺のデザインを考えてロゴ作成をしよう

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名刺は社会人にとって相手への自己紹介となる大切なアイテムです。文字の情報しか書かれていない名刺だと、印象に残りにくくビジネスチャンスを逃してしまう可能性もあります。しかし、印象に残るロゴがある名刺なら、受け取った方の記憶に残ってビジネスチャンスを広げるきっかけになるかもしれません。

では、名刺に載せることを考えた場合、ロゴ作成ではどのようなポイントに注意したらいいのでしょうか。

最初に目的を整理すること

名刺に掲載するためにロゴ作成をするといっても、ビジネスの顔となるロゴは、名刺以外の場面でも使う可能性があります。そのためデザインをする場合には、名刺のみで使うのか、別の場面でも使う可能性があるのか考慮して作成しましょう。

特に扱っている商品やサービスに掲載することも考慮している場合、名刺に載せることよりも、商品やサービスに掲載するときの影響を考えて作成することが大切です。

ターゲット層を考えることが大切

名刺に掲載することがメインのロゴ作成であれば、ターゲットとなるのは名刺を直接手渡す取引先です。取引先相手にどのような印象を持ってほしいか考えたうえで、ロゴのデザインを考えていきましょう。

一方自社で扱っている商品やサービスに掲載するロゴの場合、ターゲットとなるのは消費者です。実際に商品やサービスを利用する方に、どのような印象を持ってほしいか考えることでロゴ作成のイメージを固めやすくなります。

デザインは色の使い方や文字の入れ方の違いで、大きく印象が変わるという点を押さえておきましょう。

名刺のサイズに合わせたロゴ作成が大切

名刺に掲載するロゴ作成を考えているという場合、最初に整理するべきポイントとなるのが名刺のサイズです。一般的に日本で使われている名刺のサイズは、55×91mmです。ロゴを載せるために、少しでも大きいサイズの名刺を使いたいと考える方もいるかもしれません。

ですが紙の名刺を使う場合、一般的に使われているものと異なるサイズを選んでしまうと、受け取った側が保管に困ってしまう可能性もあります。相手が保管に困らないように、一般的なサイズの名刺においてどのようなロゴを作っていくのが適しているか検討しましょう。

また向きには決まりはないため、縦か横か好きなように選択できます。

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名刺に載せるべき情報を整理しよう

ロゴを名刺に取り入れたいと考えている場合、注意が必要なポイントとなるのが、名刺の中にどのようにロゴを取り入れるのかという点です。ビジネスの顔となるロゴなので、少しでも大きく名刺に載せたいと考える方もいるでしょう。

ですが限られたスペースしかない名刺において、ロゴが占領するスペースが多いと、自分の名前や所属する会社名などの必要な情報のスペースがなくなってしまいます。まずは名刺に載せるべき情報を整理し、そのうえでロゴにどのくらいの面積を使えるのか考えていくのも1つの手です。

全体のバランスを考えることも、印象に残るロゴ作りで大切なポイントの1つです。

全体のバランスを見てデザインしよう

自信を持って作ったロゴであれば、名刺の目立つ部分に配置したいと考える方もいるでしょう。ですがロゴだけが目立つ場合だと、どのような会社に所属しているのか、名前は何かなど本来必要な情報が目立たなくなってしまう可能性もあります。

ロゴはメインではなく添えるものだと理解したうえで、名刺全体の配置を考えていくことで、ロゴを効果的に利用することにつながります。

名刺ではフォントとのバランスも大切

名刺に載せるロゴ作成といっても、名刺とは別に考えて問題ないと思っている方もいるでしょう。ですがロゴと名刺で使うフォントのバランスが悪いと、全体的にアンバランスな印象の名刺になってしまう可能性があります。

少しでも印象が良い名刺作りのためにも、使うフォントと統一感のあるロゴ作成をすると全体のバランスを整えやすくなります。またロゴを掲載する場合、名前や会社などの情報に使うフォントは1種類かつシンプルなものにしましょう。

文字のフォントでユニークなものを選んでしまうと、ロゴの印象が薄くなるリスクがあります。

名刺は余白も大切な要素

少しでもロゴを大きく載せたいと思って、名刺の余白となる部分を減らしてしまう方もいます。ですが名刺のデザインにおいて、余白も重要な要素という点を忘れないようにしましょう。余白が少なく多くの情報が詰め込まれていると、本当に必要な情報が何かわかりにくくなってしまいます。

名刺は基本的な情報以外は掲載しないようにして、ロゴの主張が強すぎる状態を避けることが、良い名刺を作るためのポイントの1つです。

どのようにロゴ作成を進めたらいいのか

名刺に載せるためのロゴ作成をしたいと考えていても、デザインの経験がないのでどのように作成したらいいかわからず困ってしまう方もいるでしょう。

そのような場合は、ロゴ作成のためのツールの利用もしくは外注を検討するのも1つの手です。

ロゴ作成のためのツールを利用すれば、デザインに不慣れな方であっても手軽にロゴ作成が可能です。また外注してデザインをプロに任せることで、完成度の高いロゴを作ることにつながります。

関連記事:ヴィンテージなロゴ作成方法おすすめ3選!具体的なサービスや注意点を紹介します

ロゴは長く使うことを意識しよう

ロゴというのは、ビジネスの顔ともなる大切な部分です。実際にロゴを作ったら、同じデザインのものを10年以上使用するケースも珍しくありません。そのため今のトレンドだけを取り入れたデザインにしてしまうと、数年後には古いと感じるデザインになるリスクがあります。

長く使うことを意識して、飽きの来ないビジネスの内容に合ったものを作成することが大切と把握しておきましょう。

ロゴが完成したら印刷会社に依頼を検討しよう

名刺に入れるロゴ作成が完了したら、実際に印刷するステップになります。自社で印刷することも可能ですが、完成度の高いロゴ入りの名刺を作成したいのであれば、印刷会社の利用を検討しましょう。ロゴ入りの名刺の印刷のノウハウを持っている印刷会社であれば、印刷時にロゴのデザインがつぶれるような心配もなく、完成度の高いものを作ってくれます。

印刷の質が悪いと、名刺を受け取った相手からの印象が悪くなるリスクもあります。自己紹介で少しでもいい印象を受けるために、高い完成度の名刺を渡すことは大切な要素の1つです。だからこそ良い印刷会社に依頼して、少しでも良い状態の名刺を作ることもビジネスにおいて必要なことです。

ロゴ入りの名刺を作るポイントを考えよう

名刺は文字情報だけではなく、オリジナルのロゴを入れて受け取った相手の印象に残りやすい名刺にすることも可能です。実際にロゴ作成を行う場合には、名刺に入れるうえでどのような点に気を付けたらいいのかポイントを押さえておきましょう。

全体のバランスやターゲットなどを考慮しながらデザインすることで、受け取った方に良い印象を持ってもらえる名刺を作成することにつながります。